就業規則基礎知識
絶対的記載事項
就業規則に記載しなくてはならない事項として絶対的記載事項があります。
絶対的記載事項は、次の7点です。
絶対的記載事項例
- 始業及び終業の時刻
例 始業8時00分~17時00分
- 休憩時間、休日、休暇に関する事項
例 休憩時間 12時00分から13時00分
休日 土、日、祝
休暇 特別休暇など(冠婚葬祭で何日休めるか等)
- 労働者を2組以上に分けて交代就業させる場合ににおける就業時転換に関する事項
例 交代勤務の場合はその旨を記載するということ
- 賃金(臨時の賃金を除く)の決定・計算方法
例 資格手当は次の通り支給する。
○○手当 5.000円
- 賃金の締切及び支払いの時期に関する事項
例 毎月末日締めで翌月25日払い等
- 昇給に関する事項
例 賃金の改定は毎年4月1日に行う
- 退職に関する事項
例 60歳をもって定年退職とする等
以上。
絶対的記載事項まとめ
具体的には上記の記載例を文章化して就業規則に記載していきます。
ただ、記載する内容は自由ですが当然のことながら法令違反は無効になります。
無効になってしまった条文は会社側としては主張することができなくなり労使間トラブルに発展してしまいますので注意が必要です。