求人改善、失業は長期化 希望とのミスマッチ背景

2010年12月9日

お元気様です。

今日の天気は曇りですね。

 

失業期間が1年以上の長期失業者が平成20年秋のリーマン・ショック移行増

え続け、失業者全体の4割近くになっています。有効求人倍率の改善が続くな

ど雇用情勢には明るい見通しが見れるのの、企業と仕事を求める人の希望が一

致しないことが背景にあるようです。

 

厚生労働省の調査では、10月の有効求人倍率(季節調整値)は0.56倍

で6か月連続で改善しています。

 四半期ごとにみると、今年7?9月期平均の有効求人倍率(同)は0.54倍

で3四半期連続の改善が見られました。同じ時期の完全失業者数は、前年同期比

25万人減の336万人で、10四半期ぶりに好転したそうです。

 

その一方、前職を離職後1年以上がたつ長期失業者は、7?9月平均で128

万人で、前年同期より33万人増えました。失業者全体に占める割合は38%。

リーマン・ショック後、前年同期比では8四半期連続で増加しており、雇用情勢

が改善しているにも係らず、長期失業者の再就職は難しい状況が続いています。

 

10月の新規求人数は情報通信業が前年同月比38.3%増、医療・福祉が同

22.7%増で求人は旺盛でした。しかし、経験者を求める企業が多く、製造業などで働いて

いた人が未経験の分野で定着するためには、新たな訓練が必要で時間もかかります。

 

転職活動期間も長期化しています。大手転職サイトの調査では、転職が決まる

までの期間は、今年7?9月期が5.7か月で、前年同期より0.7か月も長く

なり、09年1月の調査開始以来、最長でした。求人総数が増えても、採用を厳

選化する傾向が顕著に伺えます。

 

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