2010年8月4日
独立行政法人労働者健康福祉機構の行っている、勤労者やその家族が専門の
カウンセラーに無料で相談を受けられる「勤労者心の電話相談」ですが、同機
構の発表によりますと、平成21年度の利用は過去最大だったそうです。
相談内容などから、企業で働く人たちが抱える悩みが見えてくると思います
ので、一部をこちらで紹介します。
☆相談内容☆
(1)職場の問題では、「上司との人間関係」に関する相談が2,741件と
最も多く、次いで「同僚との人間関係」に関する相談が1,977件、
「その他の職場における人間関係」に関する相談が1,628件となって
います。
(2)精神の問題(精神に関する自訴)では、「将来に対する不安感」が
9,947件と最も多く、次いで「落ち着けない」が7,388件、
「イライラ・不安定」が5,693件となっており、将来への不安に対す
る相談が前年度に比べ13%の増となっています。なお、「自殺念慮」は
597件でした。
(3)体調の問題(体調に関する自訴)では、「不眠」が2,569件と最も多く、
次いで「疲れやすい」が1,774件、「倦怠感」が1,434件となっ
ています。
☆相談者の内訳☆
男性が45.6%、女性が50.6%
年齢別では40代が27.1%と最も多く、次いで30代が20.7%、
50代が13.4%となっています。
☆カウンセラーによる平成21年度における相談内容の特性☆
(1)(世界同時不況の影響を受け)職を転々とせざるを得ない状況の中で、
新しい環境に馴染めず、社内のいじめに悩んでいるといった相談の増
(2)特に勤労男性からリストラや派遣切りなどへの不安に対する相談の増
(3)実際にリストラや派遣切りを受けた失業者から就労への不安に対する
相談の増
こちらの内容の詳細は下記でご覧いただけます。